2026年7月29日水瓶座満月:自分は何者でどこにいるのか
基盤が揺るがされる満月
2026年7月29日23時36分、2026年水瓶座の満月です。
とてつもなく気温が上がり、大気の状態も大地の状態も不安定さを感じる満月です。
生きるための基盤となる部分が不安定になる時、そこに生きている私たちの気持ちも不安定になってしまうのも仕方がないものでしょう。
大切なのは、「不安にならないこと」ではなくて「不安であることをちゃんと理解し受け入れること」です。
試されるような出来事の多い昨今ですが、本質をしっかりと見極めていきましょう。

自分は何者なのか
自分はなぜ生きているのか、
自分は何者なのか、
多くの人はなんらかのタイミングで考えたことがあるでしょう。
そこに明確な答えを出せた人もいるでしょうが、ほとんどの人は明確な答えは出せなかったのではないでしょうか。
なぜ明確な答えが出せないのかは簡単で、「そもそも明確な答えなんてない」からです。
私たちは何者で、なぜ生きているのでしょうか。
明確な答えはきっとなくて、むしろそれがないからこそ生き続けていると言えるかもしれません。
例えばゲームの中の「勇者」だとしたら、勇者として世界を救うことは「必ずやらなくてはならない役目」です。
勇者が生きている目的は世界を救うことで、世界を救うために生きていて行動することになります。
自分が望んでゲームを始めるように、自ら望んで「勇者になる!」と決めたのなら、生き方にも行動にも疑問はないかもしれません。
しかし、今生きている世界の中で、ある日突然「あなたは勇者なので、命をかけて世界を救うのが役目です。そのために生きています」と言われて、どれぐらい肯定的に受け入れられるでしょうか。
生まれた瞬間に「自分は勇者だ」と自覚したとして、そこに一切疑問を挟まずに世界を救うために邁進することはできるのでしょうか。
私たちが今、生きている意味に疑問を持ったり、自分が何者なのかに疑問を持ったりするのは、これから何者にもなれる自由を持っているからかもしれません。
明確に生きている意味がないから、何をしても構わないしなんでも出来る。
何者でもないから、何をしても構わないし好きなことを求めることができる、のかもしれません。

自分が求めるもの・社会が求めるもの
自分で何かを売ろうとした時、「売りたいもの」と「売れるもの」が違うことはよくあります。
そんな時、どうするでしょうか。
自分が作りたい、売りたいものはこれだからとこだわりを持って続けていくこと。
これは非常に望ましい判断です。
自分が好きなものを作ってもなかなか売れないから、売れているものを作ることにする。
これも一つ非常に重要な判断です。
自分がこだわりを持ち続け、周りにそれが理解してもらえるように努めることはとても大切です。
一方で売れているもの、人気があるものにはそれだけの理由がある、つまり社会が求めている何かがあるので、商売をしようとしている時などは特に、そこに寄せていくことも大切なことではあるのです。
売れているからといって自分が好きな部分や個性を消して、社会が求めているものにだけ合わせていても長く続けることは難しいかもしれません。
しかしながら、全く売れない状態で自分のこだわりを維持するのも難しいものです。
どちらかだけが正しいわけではないのです。
考え方なども全て同じです。
このような自分と社会の不一致はいつでもどこでも起こります。
「社会」というのは個人の集合体で、集合体となった時に一定の方向性を示すだけで、全員が同じことを考えているわけではありません。
ほとんどの人は違う考え方をしているけれど、なんとなく全体としてまとまっていく方向があるだけです。
ですので、一見自分と社会の方向性が違うように見えて、一人ずつに話を聞いていけば自分と同じような感覚の人はいるはずです。
どちらかだけが正しいわけでもなければ、どちらかだけを選択しなくてはならないわけでもありません。
選びたいものを選び、残したいものを残して組み合わせていく、そんな工夫が必要なのです。

立場の違いを理解して2倍知る
急激な変化に納得いかない感情はつきものですが、その変化は誰かにとっては望ましいものであるという側面も持っています。
例えば数量限定の商品を買おうと並んでいる時。
ある場所にラインが引かれて、自分が限定品を買える立場だった場合、ラインがそこで良かったと思うかもしれません。
逆に買えない立場だった場合、納得いかないと感じるかもしれません。
買えない立場でだけ考えていた時、そのラインは理不尽なものでしかないでしょうが、
買えた人の立場だった場合は違うでしょう。
また販売しているお店にとっても違うものです。
お店がその商品を限定にしているのは、お店なりの理由があるはずです。
自分がラインの外側の時は、納得いかないと感じるかもしれません。
自分がラインの内側だった時、「それは納得いかない」と怒る人を見てどう思うでしょう。
自分がお店側だったとして、怒る人に対してどう感じるでしょう。
自分だけの立場で物事を見ていると、世界は理不尽で我慢ばかりのものかもしれません。
しかし、別の立場で見ることで別の世界が見えてきます。
自分はいつもラインの外側だと感じる人であっても、内側にあることの方がきっと多いでしょうし、ラインを引く側になることも多くあるはずです。
ただそこに意識が向いていないだけです。
「自分はいつもこっちだ」と思い込んだ瞬間、人生はとても難しくなってしまいます。
自分がラインの内側にいることについて意識を向けてみたり、そのラインがどのようなものなのかを意識してみたりすることで、別のことは見えてきます。
状況の変化が激しい時、理不尽だと感じることが多いタイミングなどは、自分の立場を固定して考えてしまいがちになります。
今はまさにそんなタイミングではあるのですが、だからこそ知恵を使って工夫する必要があるのです。
多角的な視点が今後の人生を左右していくかもしれない、そんな新月です。
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