2025年4月28日牡牛座新月:私たちはどう生きるか
深夜と早朝の間の新月
2025年4月28日4時32分、牡牛座で新月を迎えます。
日の出の時間が早くなってきていますが、まだ4時半は暗い時間。そんなタイミングでの新月は、本当の自分について静かに考えるのにちょうど良いタイミングになりそうです。
牡牛座は五感を司りますが、もっと本質的に言うと「自分が持っているもの、自分自身と他の人を分けるもの」を表しています。
自分が何をどう感じているのかは、自分にだけしかわからないものです。
しかし、群れで生きる人間は、「他の人がそういうから、そう感じる」という能力にも長けています。
波風立てないように、自分の感覚よりも周りとの調和を重んじている人も、
たまには自分だけが心地よいと感じることに目を向けて、自分らしくすごす時間を取ると良さそうです。
自分らしさとは何か
「自分らしく」とか「ありのままで」とか、素晴らしい状態の一つとしてよく出てくる言葉ですが、
この言葉自体が表しているものは、非常にふわっとしています。
別の表現をすると「無理をしていない状態」とか「楽にしていられる状態」とか「自然な状態」と言い換えられそうですが、これらの状態が一つの状態として一致しているとは限りません。
勤勉にしていたいのに怠惰に過ごしたいのも、人と一緒にいるのが好きなのに一人でいたい時間があるのも、
全部が一致していなくても、どれもが自分らしさの一部なのです。
すべてを合わせたものが「自分らしさ」なのです。
「自分らしさ」は一言では表現できないこともあるのですが、
「自分らしくない」と感じるときは確実に、何か無理をしている、自然な状態ではないと言えます。
自分らしくないと感じるなら、自分が何を無理しているのか、もっと良い状態はどんな状態なのか、
考える機会かもしれません。
自分らしく生きるとは
「自分らしく」とか「ありのままで」とか、
「好きなことをして生きていく」って、多くの人が望む生き方です。
望む生き方というよりも、それが最も自然な生き方と言えるかもしれません。
そして、誰もがそんな生き方を選択できるようになってから、実はそんなに時間は経っていません。
今でもまだ、「選択はできるけれど」と思っている人も多いでしょう。
さまざまなことを天秤に乗せ、どれが最も重要かを考えながら自分の未来を選択していく。
しかしそのタイミングで「望ましい選択」をできる能力が自分に備わっているかどうかと言えば、
そうとも言い切れない。
単に「自分らしく」「好きなこと」を選択したいだけなのに、
そしてそれを許される世界になっているはずなのに、
そこが実はとても難しいところなのかもしれません。
ただ、最初から「完全に自分らしい状態」を求めるのが難しいだけかもしれません。
ちょっとずつ、自分はどんなことに無理をしていて、どんなことから目を背けているのか見直して、
ちょっとずつ、無理をしなくて良い、より快適な状態を求めていけば、
自分らしくいられる時間は増えていくでしょう。
何をしていても、どこにいても、「自分らしくいられている」時間を増やしていけば、
きっと自分らしく生きられるようになるはずです。
自分だけの優先順位を考える
人生において優先したいことって人によって異なります。
大体の人が同じことを望んだとしても、自分は違うケースも多くあります。
例えば引越し先の家を選ぶとき、何を重要視してどう選ぶかは人によります。
場所、環境、交通、間取り、家賃などなど、自分にとってどれが重要なのかを考えるはずです。
さらには、自分の要望が100%叶えられる場所でなければだめだと考える人もいれば、
全部が大体70点くらいであればいいと考える人、どれか2つが100%なら他は妥協できると考えるなど、
さまざまです。
仕事を選ぶとき、結婚相手を選ぶとき、どの選択にも何かしらの優先順位がつけられているでしょう。
また、子供のうちはその選択に周りの大人の意思が必要であることもありますし、
大人になってからも、周りの目が選択の要素になってしまうこともあります。
純粋に自分自身の選択をするのは、案外難しいことなのかもしれません。
それでも私たちは、自分の人生のために、自分らしさを選択する必要があるのかもしれません。
この新月は、自分の才能をどんなことにどれくらい使うのかを考えるのに使うことになりそうです。
自分の人生を考える機会
私たちは無限の可能性を持っていて、自分の望む人生を歩む力を持っています。
それを信じて、「自分らしさ」を選択していけば、自ずと望む未来へと進んでいけるでしょう。
もしうまくいかないと感じるとき、それは自分以外の「何か」を重要視しすぎていたり、
優先順位の付け方を誤っていたり、何かしら自分のことを蔑ろにしているサインかもしれません。
人生はもっと楽しむことができるし、どこにいても何をしていても楽しむことは可能です。
自分の才能と可能性を信じ、より楽しい生き方を求めましょう。
望めばきっと、道は開けるはずです。