2025年蠍座の満月のエネルギー予報

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2025年5月13日蠍座満月:本当の豊かさとは

ウエサクの満月

2025年5月13日1時56分、蠍座で満月を迎えます。
仏教の置いて、5月の満月は「ウエサクの満月」と呼ばれる特別な満月です。

ウエサク祭は、お釈迦さまの誕生・悟り・入滅のいずれもが同じ時期の満月の日だったことが由来とされていて、現在も各地で盛大なお祭りが模様される大切な日です。

ウエサクの満月は、豊かさに大きく関わるとも言われています。
太陽が牡牛座に、月が蠍座に滞在する今回の満月は、自分自身の才能をどう扱って、どのように自分と相手を満たすのか、そして、本当の豊かさとはどんなものなのか、そんなテーマが浮上しそうです。

天王星の移動を間近に控えて

天王星は1つの星座を約7年かけて運行し、約84年で1周します。
そんな天王星は、占星術において「大きな変化・革命的変化」を表しています。

現在天王星は牡牛座に滞在していますが、間もなく次の星座である双子座へ移行します。
今回の満月は、約7年滞在していた天王星と牡牛座が並ぶ最後のタイミングです。
自分自身の人生、考え方、才能などにおいて、大きな変化をもたらしたいと思う部分があれば、すぐに取り組み始めましょう。

人生においてやり直しは何度でも可能で、チャンスの機会は何度でもありますが、今は「エネルギーの後押しのある最後のタイミング」です。
まもなく次のテーマがやってきます。やり残していることがあると感じるのであれば、すぐに動き出しましょう。

豊かさとはどんなものなのか

現代を生きる者にとって「物質的な豊かさ」は大きな課題の一つです。
多くの人が、寒さに凍えることなく、空腹に苦しむことなく、命の危険を感じることなく生きることができているはずなのに、なかなか豊かさを感じきることができていません。

しかし今、欲しい物があったとして、「得ることができない」と考えてしまう理由は、
ほとんどの場合、物がないからでも、「今」お金がないからでもありません。

例えばお財布の中に入っているお金、またはクレジットカードなどを使って、
今、1万円の食事をするのは可能でしょうか。

単に、「今」「1万円支払えるか」だけを考えた時、
ほとんどの人は支払いができるはずです。

しかし「そんな高いものは食べられない」と思う人も多くいます。

もちろん、1万円の食事は高い物でしょう。
今、払えるか払えないか、だけを考えた時、
物理的に払えるのに、心理的には払えない、ということはなぜ起こってしまうのか、ということです。

現代を生きる私たちの多くは、「今」の豊かさと「未来」の豊かさを分けて考えることができません。
今1万円の食事をしてしまえば、月末に困るかも、来月困るかも、いつか困るかも、
そんなふうに考えてしまいます。

この考え方も大切な物です。
しかしこの考え方が強くなりすぎると、本当は豊かなのに、豊かさを感じられなくなってしまいます。

今、1万の食事を「できない」のではなく、「しない」のです。
未来のために節制する選択をしているのです。

欲しいものを買えないのではなく、買わない選択をしている。
未来のために、お金を残す選択をしている。

自分で選択をしている、選択をする自由があると感じることは、
豊かさを感じる第一歩になるかもしれません。

今もうすでに最高に豊かだとしたら

この満月は、本当の意味での「豊かさ」について考えるタイミングになりそうです。

寒さに凍えることもなく、空腹に苦しむこともなく、命の危機を感じることなく生きることが「普通」である現代は、そもそもとても豊かではあるのですが、この豊かな状態が「普通」であるからこそ、豊かさを感じにくいと言えます。

しかし、本当に単純に「今」だけに意識を向けた時、私たちは、安全で快適な暮らしをしているはずです。

仮に今が最高に豊かな状態で、これ以上豊かにはならないとしたら、どうでしょうか。
そんなことはない、自分は豊かではないと感じるとしても、今の状態が最も豊かだとしたら。

現状を不満に思うことと豊かさは、イコールではありません。
未来への不安と豊かさも、イコールではありません。
私たちはもうすでに、十分に豊かなのです。

豊かなのに、豊かではないと信じているだけなのです。

豊かではないと感じてしまうのは、どこかにいる誰かよりも持っている物が少ないからかもしれませんし、体験していることが少ないからかもしれません。
辛いと思っている仕事を続けなくてはならないと感じることの理由として、豊かではないからと考えているのかもしれません。
また、30年後に苦労するかもしれないと思っているからかもしれません。

しかし、もしかしたら、どこかの誰かはたくさん持っているように見えているだけで実際はそうではないかもしれません。自分の方が多くを持っているかもしれません。
辛い仕事を辞めたら、もっといい仕事が見つかるかもしれないし、30年後には自分は大富豪になっているかもしれません。

本当のところはどうなのかわからないはずなのに、「自分は豊かではないはずだ」と信じているのはなぜでしょうか。

多くの人が自分が豊かだと認められないのと同じように、より良い未来が来ることも信じません。

なぜそれを信じたくないのでしょうか。

私たちは豊かではないのではなく、「豊かであると信じていない」のです。

どうしたら豊かになれるのかと考える前に、「どうしたら豊かだと認められるのか」を考えることが必要なのかもしれません。

今と未来のバランスを取る

豊かさについて考える時、無謀にも今あるお金を全部使ってしまう人もいるかもしれません。

未来はより良くなるから、今、全部使ってしまうことが悪いことであるとは思いませんが、それは本当に自分にとって快適なことであるかどうかは確認する必要があります。

もちろん未来はよくなります。しかし、備えを持たないことが絶対的にいいことでもないのです。
今我慢に我慢を重ねて備えばかりしているのは良いとは言えないし、未来のことを一切考えずにいることが良いとも言えないのです。

今すでに十分に豊かだとして、どのようなバランスで生きるのがより快適なのかを考えるタイミングです。
私たちはすでに豊かで、より快適に、より楽しく生きることができる場所に生まれてくることができました。

今の豊かさを信じ、未来の自分を信じることが、より素晴らしい人生のための一歩になりそうです。
豊穣を感じられるウエサクの満月のタイミングでは、まずは自分は豊かであると信じてみてはいかがでしょうか。




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