サビアンシンボル 牡羊座2度
人間の自然な本質を明らかにするコメディアン
A comedian reveals human nature.
「牡羊座1度」から始まったホロスコープの旅において、
牡羊座は、胎児〜人間がちょうど世界に誕生するタイミングを表します。
その最初の5度までは、新しい世界で新しい自分自身を認識しつつ、
まだそこに適応はできていない状態を表します。
周りを見回しながら、徐々に適応しようとする段階です。
「牡羊座2度」では、新しい世界に飛び出した若者が、
見様見真似でその世界に溶け込もうと奮闘しています。
その様子をコメディアンに例えています。
これは小さな子供が大人の真似をしている姿と似ています。
子供は真面目に大人の姿を真似しているのですが、
それを見た周りはそれを見て笑うことがあるでしょう。
子供が真面目に取り組めば取り組むほど、
その姿は見ている大人を笑顔にします。
子供は大人を笑わせようとしているわけではありません。
ただ純粋に、自分のやりたいことをやっているだけです。
なのになぜか周りの人たちは笑っている。
それに対して、だからもっと笑わせようと思うかもしれませんし、
なぜ笑われているのかわからないから不快だと思うかもしれません。
そこでこの人物が「コメディアン」であることがポイントになってきます。
コメディアンは、人々を笑わせることが仕事です。
意図せず笑いをとることは望んでいないかもしれません。
しかし、意図せずとも「自分が人々を笑わせていること」に違いはありません。
周りの人たちを純粋に真似て世界を理解しようとするし、
ただ純粋に存在するだけで意図も理由もなく人々に笑いをもたらすこと、
この度数にはそんなイメージが込められています。
このサビアンシンボルを持っている人は
このサビアンシンボルを持っている人は、物事の本質を捉えるのが上手でしょう。
そしてそれを上手に表現することもできそうです。
お手本を見て練習しているだけで、
他の人が気づいていないような奥深くにある「本質」を捉えることができます。
本質を捉えれば、いずれ真似から自分自身のものに変わっていくでしょう。
自分は特別なことはしていない、ただ真似をしているだけと思っていても、
その表現の中には自然と他の人を惹きつける「何か」が入っているのです。
いわゆる「本当に天然な人」と言われる人は、
本人の意図と相手の反応が必ずしも一致しません。
そのことが面白さではあるのですが、本人がそれを否定してしまうとせっかくの魅力は半減してしまいます。
人からの反応には葛藤を感じるかもしれませんが、自分のことを信じてください。
この能力をもっとも発揮するためには、他の人からの反応を肯定的に捉えることが必要です。
自分の感覚を信じて、純粋に世界を見ている姿そのものが、魅力そのものなのです。