2025年12月22日冬至：目覚めた先の理想の世界を見よ
新しいエネルギーが動き出す冬至
2025年12月22日0時3分、冬至を迎えます。
2025年は秋分のタイミングで星たちの逆行が重なっていましたが、この冬至では天王星と木星を除いて順行に戻り、次に進むタイミングに入ったことを感じさせてくれます。
乗り物のスピードが徐々に上がっていくように、これから新しい方向へのエネルギーが加速していきます。
そのスタート地点。どんな未来に進みたいか、しっかりと意図しておくと良さそうです。
ひらめきや直感を思い出す
何かを閃いた時、その瞬間に動き出せる人は少ないものです。
特に大人は難しく感じる人が多いでしょう。
今日これがしたい、今これを閃いたと知覚しても、予定があったり他の人との関係があったり、それらすべてを放り出して動き出すことは容易ではないでしょう。
また、社会で生きていく上で、閃きを即座に行動に移すことは「衝動的」と言われて、あまり歓迎されない傾向にもあるので、仕方がないことではあります。
小さい頃は皆、思いついたらそれをすぐに行動に移します。
「今こうしたい」が感覚の中の大きな部分を占めています。
しかしそれは大人の社会の中では望ましい行動ではないので、長い時間をかけて「思い立った瞬間に動き出すこと」を矯正され、相手の都合を考えることや思いついても我慢することを覚えていきます。
周りの都合に合わせて、計画的に、順序立てて、そんなふうに閃きは封じられていきます。
しかし「閃き」は、人間が思考や感情よりも先に受け取っている「何か」であることが多くあります。
人間レベルでの価値観などでは計り知れないような、素晴らしいものである可能性が高いのです。
それを飲み込んでしまう訓練をしてしまった人間ですが、もともと備わっている「ひらめき」や「直感」と言われる能力をもっと信じてみても良いタイミングが来ています。
なんとなく感じる「区切り」を取り除く
何かを閃いた時、来月から始めようとか、なんとなく「区切りの良い場所から始めよう」思ってしまうことはないでしょうか。
冬至の時期は特に、あと10日ほどで年が明けるし、そこから始めようと思いがちな時期かもしれません。
他には、次の休みにやろうとか、一旦寝かせようとか、「今」のタイミングをずらすことは多いのではないでしょうか。
そのすべてが悪いわけではなく、そうした方がいい場合ももちろんあります。
しかし、なんとなく今を避けてずらすのが癖になっている、なんとなくそうしてしまうという場合は、その感覚を改善する意識を持った方がいいかもしれません。
年の区切りも月の区切りも、人間が社会生活を営む上で便宜上設けている区切りであって、実際の時間の流れに区切りはありません。
今この瞬間に何かを始めてもいいはずなのに、つい「キリのいいところから」と思ってしまうことが癖になっているのです。
閃きはその瞬間が最もエネルギーが強いものです。
最もエネルギーが強いタイミングで動き出した時、最も正確な情報を受け取れるはずです。
来年でもなく、来月でもなく、明日でもなく、今この瞬間に動く出すことを意識してみてください。
それができない場合でも、「後でやろう」と考えるのではなく、閃いたことをメモしておくなど、なんでもいいので今この瞬間から動き出すことを意識してみてください。
閃きを優先することは、自分自身を優先することでもあります。
まずは心がけることから始めてみてください。
「安心」の内容が変わる
ここ数十年で、働き方や仕事に対する考え方が大きく変化しました。
そしてここ数年、お金の価値が大きく変化していっています。この先さらにお金についての考え方は変化していくでしょう。
この二つは、この国で生きていくにあたって「これさえあれば安全」という考え方が変化していくことを暗示しています。
表現を変えると、「仕事があるから安心安全」「お金があるから安心安全」という価値観が変化していくだろうという感じです。
仕事があっても安全ではなくなるとか、お金があっても安全ではなくなるってことではありません。
条件は何も関係ないのです。
自分が今の状況で「今は安全だし安心できる」と感じられるかどうか、だけなのです。
「あれがあれば安心できる」と考えている時、例えばもっといい仕事があればとかもっとお金があればなど、そういう意識の時、それが満たされてもなかなか真に安心はできないのです。
そしてそれは、その「ない」と思っているものが得られなければ体験できない次のステップなので、多くの人はずっと「あれがないこと」が不安の原因だと考えてしまうのです。
世界には、その誤解をあたかも真実のように吹聴し、不安を煽ってくる情報が蔓延しています。
そういった情報に長年さらされている私たちは、不安を感じるのが当たり前で、不安を解消するために何かを得ようと必死になるのが当たり前だと思っています。
不安でいることが誤解なのです。
それに気づくタイミングがやってきています。
今、この瞬間、自分は何を感じどんな状況にいるかを正確に理解してください。
そもそも不安自体が誤解だったと理解することで、その不安は簡単に解決することができるはずです。
目覚めた先の理想の世界を見よ
「夢から覚める」「幻から覚める」というと、「幸せだけの世界から、辛く苦しい現実に戻る」ということをイメージする人が多いかもしれません。
「目覚める」を「現実逃避をやめろ」というメッセージと認識すると、そんな感じのイメージになるでしょう。
映画マトリックスで描かれていたのは「辛く苦しい幻から目覚めて、辛く苦しい現実へ戻る」というものでしたので、そういうものをイメージする人も多そうです。
映画の中で描かれた幻は、支配され思うようにならない鬱屈した世界で、目覚めた先の現実は、常に命の危険と隣り合わせの世界でした。
どちらがより辛く苦しいかは、人によって違うでしょう。
主人公たちにとっては、自分たちで選択のできる世界は、支配されたマトリックスの世界よりも自由で望ましい世界でした。
さて、今あなたが体験している世界は、夢のように幸せに溢れた世界でしょうか。
それとも思わず現実逃避したくなるような辛く苦しい世界でしょうか。
目覚めた先の現実は辛く苦しい現実の可能性がないわけではないですが、今と比べてどうなのでしょうか。
今見ている世界は幻です。目覚めましょう。
そう言われた時、目覚めた先はどんな世界だとイメージしますか？
今のままを選択するも、まだ見ぬ世界を選択するも、あなた次第なのです。
