2025年射手座の新月のエネルギー予報

星で見るエネルギー予報
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2025年12月20日射手座新月:幻から目覚める準備を

新しいエネルギーが動き出す新月

2025年12月20日10時43分、射手座の新月です。

今回の新月は、冬至を直前に控えたタイミングで、また新しいターンの始まりを感じるようなエネルギーに満ちています。

激動だった2025年も冬。秋分あたりから確認のためにスピードを緩めるようなエネルギーだったのが、12月に入り徐々に動き出し、ますます加速していっています。

年末に差し掛かりますが、来年からにしようとは思わず動き出すのが良さそうです。

常識という名のコントロールからの脱却

バレンタインデーにはチョコレートとか、サンタクロースの服は赤とか、クリスマスにチキンとケーキを食べるとか、土用の丑の日にはうなぎとか、
すべて、企業の営業戦略によって作られた常識です。

土用の丑の日のうなぎなど、古来より受け継がれる「縁起物」として生活に取り入れている人も多いかもしれませんが、夏場のうなぎが売れるように考えられたものであること(諸説あり)は、結構知る人も多いのではないでしょうか。

元々は日本になかったイベントであるバレンタインもクリスマスも、今では当たり前のようにチョコを食べたくなったり、チキンやケーキを食べたくなったりする人も多いでしょうし、「恋人と過ごさなくてはいけない日」と思っている人も少なくないかもしれません。

また、恵方巻きやハロウィンなど、新しい行事が次々に追加されていっています。

これらの習慣や行事は、元々各地にはあるものではあるのですが、それがあたかも「みんなの常識」のようになっているのは、企業の戦略によるところが大きいものです。

そもそものバレンタインデーもクリスマスも日本で今思われているような日ではありません。
が、現代の日本では「そういう日」になっています。

私たちが常識と思っていることなんて、こんなものなのです。
そうやって作られていく常識は、私たちの生活に対してほとんどマイナスな面もない、むしろ楽しい、良い側面の方が大きいので、皆は自然と受け入れていっているのです。

ただ、この話のポイントは別にあります。

私たちは思っているよりも簡単に新しい価値観を「常識」として受け入れてしまうということです。

便利だからいいや、損失はないからいいや、そんな感じで受け入れている常識は、私たちを無意識のうちにコントロールしているものでもあります。

イベントごとだけでなく、流行りのものなども含めて、「みんながこうしているから、自分もそうしている」その感覚は、時に自分自身を見失わせます。

わからないけれどなんとなくそうな気がする、という感覚は脱却するタイミングが来ています。

みんなが食べるらしいし、自分もチキンとケーキを食べようと思うのではなく、
自分はクリスマスにチキンとケーキを美味しくいただいて、真っ赤な服を着た白髭のサンタさんを待つ、と能動的に意図すれば良いだけなのです。

「自分がそうしたいからそうする」という意識を持つだけで、コントロールからは外れることができるはずです。

真実と逃避

スピリチュアルなことを真剣に学び始めた時、「現実を見たくなくて逃避している」という評価を受けてしまったことがある人は案外多いのではないでしょうか。

実際そういう側面がないわけではなくて、現実が辛くてしかも自分では何もしたくないから、神頼みになったり、過去生などのせいにしたり、またはカルマのせいなどにして諦めたり、そういう認識をしている人も少なからずいるでしょう。

しかし、スピリチュアルなことは本来、現実を作っている真実の探究です。
人間という矮小な存在では知覚できない領域で発生していることを理解しようとしているのです。

では、スピリチュアルな学びが真実の探求である人と現実からの逃避である人の違いはどこにあるのでしょうか。

自分はどちらなのでしょうか。
この答えは自分にしかわかりません。

他の人の評価を気にする必要はありません。
他者からの評価によって不安を覚えるのであれば、何かしらわだかまりを持っているのかもしれません。
「現実から逃避したいからスピリチュアルを学ぶのだ」と自分の中で宣言してしまえば、それは真実の探究となるでしょう。
自分自身で「こちらである」とはっきりと答えられないのであれば、それは何かしらからの逃避なのかもしれません。

スピリチュアルなことは、古来より「怪しいもの」と否定されがちで、誤解されやすい分野です。
人には見えない領域を扱っているので仕方がないことなのです。

だからこそ学ぶためには、そういった制限を掻い潜る知恵と熱量が必要なのかもしれません。
そしてその知恵と熱量が、自分を本質へと近づけてくれるのかもしれません。

真の自分を見極める

「自分ってこんなもの」という感覚は、非常に有効なものであり、同時に強い制限ともなります。

「自分はもっとできるはずなのに」と思う時、それは高みを目指す意識でもあるのですが、
一方で不足にばかり目がいっている状態だったり、ないものねだりになってしまったりもするのです。

ですので、自分の位置を正確に把握した上での「自分はこんなもの」という感覚を持つことはとても大切なのです。
正確には「自分はこんなもの」というより「人間はこんなもの」という感覚を持つのが大切なのです。

自分の位置を正確に把握することで、目指す先へ向かう方法も見えてくるでしょう。

新しいエネルギーが動き出している新月。
あらゆる制限を超えて、理想の世界へ向かうチャンスが来ています。



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