セドナメソッドについて
引き寄せの法則を活用して望むままの人生を進むためには、
①自分の願いを正確に把握して、正確に願うこと
②その能力、価値が自分にはあると真に理解していること
この二つが必要です。
セドナメソッドでは、主に②その能力、価値が自分にはあると真に理解していることを阻害している
思い込みやそれに伴う感情の手放しを助けてくれます。
セドナメソッドは、1950年代にレスター・レヴェンソン(Lester Levenson)によって開発され、
彼の弟子であるヘイル・ドゥオスキン(Hale Dwoskin)が広めました。
セドナメソッドは、自己成長、感情の安定、そして幸福感を高めることを目的としています。
セドナメソッドは、
・嫌な感情が湧いた時
・望まない状況が起こった時
・そんな過去の出来事を思い出した時
など「強く感情を感じた時」に活用することで、
自分の人生を難しくしてしまっている要素を取り除き、引き寄せの法則とより調和できるようになるでしょう。
セドナメソッドは、「感情を感覚的に手放す」メソッドのひとつです。
引き寄せや願望実現を行う上で障害となるものの1つである「否定の感情」は、
人間の中には必ず存在し、それ自体が悪いものではないのですが、
「誤解に基づく否定」は人生を難しくしてしまうことが多くあります。
セドナメソッドでは、その「誤解に基づく否定的な感情」を手放していきます。
自分に対して質問をしながら、その感情と向き合って手放しまで無理なく進んでいく方法です。
セドナメソッドのやり方
準備
できるだけ静かでリラックスできる場所に行き、一人の時間を作ります。
慣れてくれば数十秒で終わらせられるようになりますが、
最初のうちは少ししっかりと時間を取ると良いかもしれません。
寝る前のひと時やお風呂タイム、トイレタイムなどを活用しても良いでしょう。
リラックスしながら、
今嫌だと思っていること、よりよく変えたいと思っている過去の出来事などをゆっくりと思い出します。
出来事の詳細を思い出すというより、「その時の気持ち」「その時感じていたこと」を思い出します。
または、単に今感じていることにじっくりと意識を向けます。
自分への5つの質問
自分に対する質問①「今、何を感じていますか?」
質問に対して、明確に言葉で答える必要はありません。理由を考える必要もありません。
ただ自分自身が今何を感じているのかを確かめます。
例えば、誰かに対して強い怒りや憎しみを感じる、悲しくて辛くて苦しい、
またはモヤモヤするとかイライラするとか、ちょっと嫌な感じとか漠然と不安を感じるとか、
感情の強さは関係なく、ただ湧いてくるものをそのまま感じ続けます。
その上で次の質問に進みます。
自分に対する質問②「その感情を認めることはできますか?」
この質問には、「はい」または「いいえ」で答えます。
自分の気持ちに正直な回答であれば、どちらでも大丈夫です。
認めることができなくても、認めたくなくてもいいってことです。
「はい」と答えられたら、「自分は今こんな感情を感じているんだなぁ」と感じましょう。
「いいえ」と答えたら、「自分は今の気持ちを認めたくないんだ」という気持ちを認めてあげましょう。
時間がある時は、どの気持ちも認められるまでじっくりと待つと良いでしょう。
そこまでの時間がない時は、「認めたくない気持ち」があることを認めましょう。
重要なのは「今自分はこう感じている」を否定しないことです。
続いて次の質問を自分に投げかけます。
自分に対する質問③「この感情を手放せますか?」
この質問にも「はい」または「いいえ」で答えます。
②と同様に、率直に答えるのなら、どちらを選んでもかまいません。
可能か不可能か(できるかできないか、したいかしたくないか)を聞いているだけなので、
深く考えず、直感で答えましょう。
「はいと答えなければいけない」逆に「はいと答えてはいけない」などの気持ちが湧いたとしたら、
その気持ちもじっくり観察しましょう。
自分に対して質問をするたびに、その質問に対してもどんな気持ちが湧くのかを観察し、
元々の気持ちの変化にも注意するとよいですね。
続いて次の質問を投げかけます。
自分に対する質問④「(この感情を)手放しますか?」
この質問にも「はい」または「いいえ」で答えます。
②③と同様に、どちらでもいいので率直に答えましょう。
重要なのは「手放すかどうか」ではなく、「手放す」と言われてどう感じるかです。
手放せない、手放したくないと感じたとしても、「自分はそう感じているんだ」と受け止めるだけです。
気持ちの変化にも注意しましょう。
続いて、最後の質問です。
自分に対する質問⑤『いつ?』
「手放しますか?」の続きとして「いつ?」と問います。
これは「今」手放そう、という気持ちを誘う言葉です。
自分の内側に意識を向けて、この問いかけをした時点から、簡単に手放しができているかもしれません。そのときの心がすっと晴れ渡っていくような、感情的な変化に注目してください。
ここまで試してみて、気持ちが変化していることを確認しましょう。
何度でも何度でも繰り返し試してください。慣れればワンセット十数秒程度です。
瞑想をされている方は是非一緒にやってみてください。
おまけ:追加の方法
ここからはセドナメソッドの中にはないものですが、より感情の手放しを加速させるためにおすすめの方法です。
セドナメソッドだけでも十分に感情は手放されますが、手放すことを決めたタイミングで、
感情を手放すイメージをすることで、より一層スッキリすることができます。
⑤まで進んだ後、感情を手放すと決めたら、手放すことを具体的にイメージします。
例えば手放すことにした感情を風船にくくりつけて空に飛ばすイメージをしたり、
空から出てきた大きな掃除機で吸い取ってもらうイメージをしたり、
ダストシュートに放り込むイメージをしたり、
暖炉やキャンプファイヤーなどの火にくべるイメージでもいいでしょう。
手放すことを決めた感情が、自分の手から離れていくことを具体的にイメージしてみましょう。
手放すことを決めた感情が自分から離れていくイメージをすることで、より一層手放しは加速するはずです。
まとめ
セドナメソッドで大切なのは「自分の感情を認めること」と「自分を俯瞰して感情を客観視すること」です。
イメージとしては、「感情を感じている自分」と「それを見守っている自分」のやり取りです。
感情を押し込めるのではなく、しっかり感じ切って消化し、昇華するのです。
引き寄せの法則と上手に付き合うためには、「自分の感情」がとても重要です。
その重要な感情をよりクリアにし、願っていることを上手に現実化するために、
セドナメソッドを上手に使えるようになりましょう。